samedi 17 novembre 2012

霧に霞むパリとミュンヘン、そして三日月のウィーン


東方の国に向かうため、シャルル・ド・ゴール空港

外を見ると、これまでには経験のない濃霧が広がっている

まず出発が1時間半以上遅れた

それがこの日を決めることになろうとは

乗り継ぎのウィーンでは成田の便はすでに飛び立っていた

以前であれば少しは苛立ちが生まれるはずなのだが、完全な凪

この偶然を楽しむかのように、これからどうなるのかを待つ

未来の時が消え、「いま・ここ」 を味わうことができるようになっているのである

このところの症状だ

 月末の29日、30日に予定している4回目の 「科学から人間を考える」 試みには影響がないこともある

結局、航空会社を変え、夕方ミュンヘンに向かってから成田便に乗ることになった

久しぶりに 「ミュンシェン」 と発音してみる

たっぷり時間があったので、パソコンに向かう



ミュンヘン行きに乗り込むシュヴェヒャート空港

鋭い月が目に入る 

わたしのカメラでは月の輪郭はぼけるのが常だが、この日は違った

 

そして、ミュンヘンのフランツ・ヨーゼフ・シュトラウス空港に着くと、この景色が待っていた

ここでも出発が遅れる

今回の日本では、神戸大学(12月3日)と免疫学会(12月6日)でもお話をすることになっている

未だ霧に霞む頭の中を象徴するような風景

その日までにこの霧は晴れるのだろうか




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